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自然の神秘、人類の歩み、地球のこと ”人と自然の共生”を学ぶ「人と自然の博物館」

2023.01.26

今回のSANPOで訪れたのは、神戸市のお隣・三田市にあるユニークな博物館。その名も『人と自然の博物館』。「人と自然の共生」をテーマにした県立の博物館で、”ひとはく”の通称で地元の人にも親しまれています。

博物館まではホテルから車で約10分程。おでかけにちょうど良い距離感です。入館料は大人が200円、高校生以下だと無料とリーズナブルなのも魅力のひとつ。ベビーカーや車いすの貸し出しもしてくれています。

フロアは全部で4階! 子どもに人気の恐竜の展示に、大人も学び満載の充実エリア

(館内マップ引用元:https://www.hitohaku.jp/)

博物館は4階建ての大きな建物。『人と自然の共生』というテーマの元、フロアごとに異なるテーマの展示を楽しむ事ができます。自然の事について学べる博物館は全国に多くありますが、自然の事に加えて”人”の事についても体系的に学べる博物館はそう多くありません。

お子さまはもちろんですが、大人にとっても学びの多い博物館です。各階の展示内容はこちら。

1階…共生の森、地球・生命と大地
2階…水生生物の世界、ひとはく多様性フロア
3階…アースシアター、人と自然、丹波の恐竜化石、兵庫の自然誌、ナチュラリストの幻聴
4F :ひとはくサロン

入館して最初に入るのは、3階のエリア。兵庫県に実際に生息している動物たちがお出迎えしてくれます。3階では主に、『人と自然』について展示されています。

兵庫県の地形や特徴、生息する動物や植物、昆虫について、地元の人々の文化についてなど、幅広い視点で説明してくれています。

お子さまの心を捉えて離さない魅惑のエリア

3階のフロアには、お子さまが楽しめそうなコンテンツが盛りだくさん!

丹波で発掘された恐竜の化石や、動物の剥製、ずらりと並んだ圧巻の昆虫標本など、生き物が好きなお子さまにとっては夢のような場所です。

この博物館の楽しいところは、触って学べるところ。パネルをめくったり、ボタンを押したり、お子さまの好奇心を刺激する仕掛けがたくさんあります。

内容も充実しているので夏休みの自由研究にも最適。旅行に出かけたついでに、夏休みの宿題も終わらせることができたら家族みんなでハッピー!

そして大人にとっても興味深い展示があるのが、この博物館の特徴。私が特に印象に残ったのは、人の文化や生業(なりわい)についての展示。私たち人間は自然を開拓して住む場所を築き、自然の恵みをいただいて命を繋ぎ、文化を生みだしてきました。

現在の豊かな生活の背景は、先人の努力や自然の犠牲があってこそ。

悠久の時の流れにロマンを感じる一方で、住む場所があることや食事ができることに感謝を忘れないでおこうと強く感じたエリアでした。

期間限定の企画展示も要チェック!水生生物について学ぶ2階のエリア

3階を満喫して2階に降りると、おっきなクジラの標本が!ここは『水生生物の世界』のエリア。クジラの標本の他にもサメのはく製などの大型生物の展示が中心になっていて、迫力満点。海、河川の生物について、そして生態系の仕組みなどを学ぶことができます。

また同フロアでは、期間限定の企画展示が行われています。私が訪問した際は『タンバティタニス』という、丹波で発見された恐竜の化石をタッチパネルで見る事ができる展示でした。パネルに触って、拡大したり回してみたり、タンバティタニスを360度色んな角度から観察できました。

動かせるって楽しい!

触れて学ぶというのはいくつになっても楽しいもので、夢中になってしまいました。
ぷくーっと膨らんでいく様子がとてもおもしろくて、夢中で眺めていられます。

大迫力のマンモスの化石に出会う!地球と生命を学ぶフロア

1階では”共生の森”と”地球と生命の大地”がテーマの展示がされています。
到着して最初に目に入るのは、、大迫力のマンモスの化石の展示!

かつての地球にはこんなにも大きな生物が闊歩していたんですね。

化石というのは不思議なもので、本来出会う事のできない生物の名残を、現在に運んでくれます。
その他にも人類の先祖・猿人類の化石や、恐竜の化石なども展示されていて、人類や地球のこれまでをリアルに体感する事ができるフロアです。

地球に住む動物、植物について知って学ぶ『共生の森』

ここではその他にも、動物や植物の展示も充実。聞いたことも無いような動植物に出会えたり、実際に触れて学ぶことができるコーナーも。

例えば木材の展示のコーナーでは、木材ごとの特徴を知る為に音を聞き比べられるコーナーがあります。

小学生でも触れられる高さにあるので、コンコンと音をだしながら楽しく体験する事ができるようになっています。

疲れたらひと休み 休憩と図書館のフロア

4階には広い空間が心地いい休憩コーナーがあります。また、博物館のテーマに即した本が並んだ図書館も併設されているのも嬉しいところ。

自動販売機もあるのでちょっとコーヒーを飲んで休憩したり、図書館で本を読んだり、自由にくつろぐ事ができます。

交通アクセス

 

訪問時のポイント

博物館は屋内施設なので、雨の日のお出かけに最適。ただし専用駐車場は無いので、近隣駐車場に停めて、施設に行くまでは傘が必要です。

近隣駐車場から博物館までは歩いて2、3分程と、歩く時間は短めなのでご安心くださいね。

◆近隣駐車場

【近隣駐車場】

 フローラ88(イオン三田店)…4時間まで無料サービス有り
 平面駐車場…1回500円(営業時間7:00~19:00内)
 立体駐車場…最初の1時間は330円、以後20分毎に110円(最大料金1,320円)

また、冬季にはメンテナンスの休館期間が有りますので、冬季に行く場合には事前にオフィシャルサイトで確認していくのがおすすめ。(2023年は1月10日~2月10日まで)

▶オフィシャルサイト:https://www.hitohaku.jp/

◆アクセス

 所在地
  〒669-1546 兵庫県三田市弥生が丘6丁目

 電話番号
  TEL:079-559-2001 

 駐車場 無し (近隣に駐車場有り)

 ホテルからの距離 6.6㎞ 車で約13分

 車でのアクセス
  ・中国自動車道/六甲有料道路 神戸三田ICから約10分
   ※ナビには近隣駐車場の情報をセットすると分かりやすいです

 公共交通機関

  ・バス…JR三ノ宮駅東口の神戸三宮バスターミナルから、神姫バスを利用
   「学園7丁目」または「関西学院大学」行きに乗車
   →「フラワータウンセンター」で下車し、徒歩5分

  ・電車…神戸電鉄三田駅「ウッディタウン中央」から徒歩5分

◆ご利用案内
  開館時間:10時~17時
  休館日:毎週月曜日、年末年始、冬季メンテナンス期間(約1ヶ月間)
  入館料:大人 200円、大学生 150円、70歳以上 100円、高校生以下 無料 
   ※団体(20名以上)割引、障がい者割引有り
  オフィシャルHP:https://www.hitohaku.jp/